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ゴッドファーザー・オブ・ロックのリアリズム【ニール・ヤングの魅力】

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皆さん、こんにちは!店舗管理部の花岡です!
ゴールデンウィークの真っ最中だからでしょうか?春だから発情しているんでしょうか?なんか、そわそわしております。。。
さ、さて!!!今月はゴッドファーザー・オブ・ロック、ニール・ヤングについて書こうと思います。

●怒れる孤高のロッカー

彼の存在、皆様はご存知でしょうか?

彼はローリングストーンズほど日本では知られていませんが、ローリングストーンズに引けを取らないワールドワイドな人気、さらに長い活動歴があります。

デビューは1969年、それ以来バンド編成、ユニットへの参加、ソロリリース等、活動内容は多岐に渡りますが、圧倒的に周囲とは一線を画した立ち位置を保っています。

まず第一に、そろそろソロデビュー50周年を飾る彼ですが、ほぼ毎年必ず新作をリリースしているということ。これは本当にものすごいことです。

現代のミュージシャンは2~3年、長ければ4~5年に一度リリースすればいいほうではありますが、彼は未だにほぼ毎年、早ければ3ヶ月スパンで(笑)新作をリリースしています。

今までにリリースしたオリジナルアルバムは50枚以上、ベスト盤、ライブ盤等を含めると60枚以上、、、これは最早異常です(笑)

大体、アコースティック調のアルバム、もしくはバンド編成での轟音に渦巻かれたアルバムのどちらかで、ほぼ変わらない曲調、編成での内容がなんですが、その中でも一際目立つコンセプトは、何かにものすごく怒っているということです。

ベトナム戦争に怒り、湾岸戦争に怒り、対テロ戦争に怒り、とある歴史上の偉人に対する誤った敬意に怒り、とある食品会社の不正に怒りと、怒りをそのまま曲に乗せ、時にはギター一本でひっそりと歌ってみたり、轟音に乗せて怒りを撒き散らしてみたり。

このようなスタンスを約50年間貫き続けた結果、自然と敬愛する人が後を絶たない。そんな彼についた呼び名は、ゴッドファーザー・オブ・ロック。

音楽性はもちろんですが、何よりも体現するということを続ける彼に魅了されます。まさにロックの権化のような人です。
※あ、ちなみに時にはアルバムを通して愛車について歌ったりもしています(笑)

最初のご紹介は私の一番好きな彼の曲「Cortez the Killer」です

●ニール・ヤングの魅力

そんな姿勢を貫く彼の魅力とは何か。曲調、詩の世界観、そういったものはもちろんありますが、何よりも、、、「音がデカい!」(笑)

とにかくデカいんです、彼の音は。爆音という言葉そのもの、爆発音のようなすさまじさが彼のライブにはあふれています。

ものすごくでかいアンプをステージ上に並べたりと、機材も度を越しています(笑)

そして、もう一つ。嘘臭さを嫌うということ。彼は約50年も活動していますが、来日は4回だけ。最近では2003年、15年も前の話です。

どういうことかというと、日本のオーディエンスは嘘臭いということです。誰もその怒りには耳を傾けず、懐かしさだけでニール・ヤングを聴きに来る。有名人だということだけでニール・ヤングを観に来る。そういう予定調和を感じる日本でのライブを嫌っているんだと思います。

私としては非常に残念な話ですが、彼の一貫性が伝わるものなので、これも魅力の一つだと思っています。

ちなみに、2001年のフジロック、大トリを飾った彼は、なんと演奏時間2時間半。平均して1バンド1時間の尺で廻すフジロックで、彼は怒って怒って爆音でギターを弾きまくり弾きまくり、終わったのは深夜の0時だったらしい(笑)

彼の逸話にはちょっと笑ってしまうくらいに度を越してしまう魅力があります(笑)

お次に紹介は「Hey Hey My My」。オアシスもカバーし、ニルバーナのカートコバーンが遺書に歌詞を引用したことでも有名です。

●「Living With War」

そして、もう一つ。私は彼の魅力の一つは、リアリズムだと思います。上述の通り、彼は対テロ戦争に対しての怒りを歌いました。その代表的なアルバムが2007年にリリースされた「Living With War」です。もちろん「No More War」という言葉で戦争に反対しているものではあります。

それでも恐らく戦争はなくならないのではないか、私達は戦争と共に生きているし、戦争と共に生きていくことになるのではないか・・・そういうただの夢想だけでは終わらない、リアリズムを持って歌う彼の姿に私は強さを感じます。

戦争がなくなったほうが良いというのは誰だって思っているはずです。ただそれをそのまま歌にするだけではなく、戦争と共に生きているという現状を見据えて、牧歌的なメロディと轟音のギターに乗せて伝える。

これはある種、彼の集大成の一つだと思います。

「Living With War」

●まとめ

今月のニール・ヤング特集は以上です。最近、何十回目かは分かりませんが、またニール・ヤングの波がやってきまして、ふと書いてみようと思いました。

「Living With War」に関しては、感じ方は人それぞれだと思いますが、やはり私は彼のような愚直な人を敬愛します。

まずは、私も夢を語るだけではなく、行動を起こし、目指すものを追っていければと思います。

では、今月はこのくらいにして。夏も近いですが、皆様体調にはお気をつけてお過ごし下さい!では~~~~~~~~~~~~~!!!!!!

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