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【自作PCを作ろう:前編】初心者が予算20万円で理想のPCを組み立てる~構成編~

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暑い日が続きますね。省エネだなんだ言われますが、エアコンなしではいられません、流石に。

■自作PCを作ろう!

以前にマインクラフトのjava版でmodを作ろうと書いていたかと思われますが、現在自分が使っているPCは、某パラに10年ぐらい前にBTO(※)で組み立ててもらった、今となってはだいぶ古いPCで(それでも普通に動いているのですが)、何の前触れもなく青色画面になって再起動したりと、ところどころガタがきている感じでした。

今までよくまあ頑張ってくれていたと思いますが、良い機会なので新調しよう、せっかくなので自作に挑戦してみよう、という考えに至りました。

かねてより自作PCに挑戦したいと思ってはいたのですが、「10万か15万ぐらい見積もって、それなりのPC組み立ててみたいな」程度の軽いモチベーションでした。目的もハッキリしていなかったので、だいぶ後回しにしていました。

そもそも自作PCって、なんのために組み立てるのかというお話です。

個人的に店頭販売のPCは保障だ、サービスだなど、なにやら入ってはいますが、どうも割りに合わない感じがして基本的にスルーしてしまいます。知識がなくても、安価でそれなりの性能ならDELLや有名どころのBTOメーカーに組み立ててもらったほうが良いのではと言う話です。

先述の通り自分のPCはBTO製ですが、これでもマインクラフトを遊ぶのには十分なのです。しかし、PCを新調するというのはそうそうあることでもなく、この機会を逃せば、恐らく自分から組み立てようという気は、もう起こらないだろうなと感じ、いっそ20万ぐらいは投じて、組み立ててみたほうが経験にもなるな、ということで決行するに至りました。

※BTO:「Build To Order」の略。専門メーカーにパーツ単位で受注して組み立ててもらう。

■では具体的に何をするの?

動機も目的も定まった、さぁではamazonでポチポチ各パーツを注文するのか、といえばそうはなりません。

自作PCの組み方、パーツの厳選の仕方は探せばいっぱい出てきますし、それ用の解説サイトや動画も山ほどあります。ただし自分はあくまで初心者、ぶっちゃけスペックやら価格の妥当性など、あまり理解はできません。パソコンの中身を見ることができても、その細かな部分の知識まではないのです。

それでもパソコンを構成する以下の要素は理解はしておいた方がいいですね。今回は以下のものを揃えます。というか、ほぼ一から集めることになります。

  • CPU
  • マザーボード
  • メモリ
  • グラフィックボード
  • SSDorHDD
  • 電源
  • 光学ドライブ(任意)
  • PCケース
  • OS
    (モニター、キーボード、マウス等の周辺機器はあるので除外)

あと見積もりで便利なサイトも今はあるんですよね。

自作PC 構成見積もり てすと

こうしたサイトやレビューを参考にしていく中で、最近いろいろ評価が高くなっているCPU「RYZEN7」を選択することに決定。これを中心に予算内でどこまで組めるかを切り口にすることにしました。

そうなると次に悩むのがマザーボードになるわけですが、あまりに種類が多く、そこで挫折しかけました。ネットでの情報収集にも限界がありますし、身近に詳しい人はいるかもしれないけど手を煩わせたくはない・・・なら、残る手段はPCのプロに聞くしかありません。

■いざ秋葉原へ

というわけで休日を利用し、およそ4年ぶりにやって参りました秋葉原。実はその少し前に1年ほどこの街のショップで働いていたことがあります。わりと地獄めいた忙しさだったと記憶してます。

その当時から電気街というよりも、浅草や銀座などに並ぶ外国人向けの観光地にはなっておりましたが、さらにそれが進んでいるなと一目で見て思いました。

なんと言いますが、パーツ単位で電子機器を売るというイメージはすでに隅へと追いやられ、今は「オタカルチャーを売りにする観光名所」という感じに姿を変えているんですよね。濃いことには濃いのですが、その濃さの方向性が大分外向けにメイクされている感じです。

さて、かつての職場を横目にPCパーツショップを目指します。観光地としてメイクされているとはいえ、なんだかんだ電気街。表通りから1本別の通りに入れば、取り扱い店舗はたくさんあります・・・とはいえ、近年の生存競争に生き残った大手ショップが牛耳ってはいるんですけどね・・・

そんな、PCショップが立ち並ぶ通りを順番に梯子していき、自分が求めているPCのイメージはどんなものか、どんなのが欲しいか、お店に並ぶパーツの値段は安いのか高いのか、予算内に収まりそうなのかを考えた上で、店員さんに声をかけます。

■本当にプロだった

ネットでの情報収集と、実際に商品説明を受けるのとでは、やはりワケが違いますね。自分もアルバイトですが小売業で働いたことはあります。しかし、当たり前ですがそんなものとは比べ物にならないぐらい商品知識の豊富さと深さにに驚かされました。

やはり自分のように一部の構成は固まっているけど、それ以外の部分がぼやけているお客は割りといるのでしょう。そういった相手に対しても、かなり懇切丁寧に、用途から予算に合ったパーツの組み合わせを一つ一つ教えてくれました。

いわく、パソコンはスペックもさることながら、構成のバランスが大事だそうで、良いCPUやマザーボードやグラフィックボードに予算を割いて、他が疎かになると駄目ということです。例えば高性能な脳味噌を積んでいても、それを動かす心臓が貧弱では宝の持ち腐れになるということです。

理屈の上では知っていても、いろんなものに目移りしていくうちに片寄ってきてしまっていたのを再認しました。それを踏まえた上で、相談とパーツ解説(と店員さんの面白い話)を、およそ一時間にわたり受け、予算20万ほどのPCの見積書ができあがりました。

今回はあくまで専門家の意見と見積もりが目的だったので、「構成ができた!じゃあ購入!」という段階まではいきません。その上で長時間相談を”無料で”承ってくれた店員さんに感謝すると同時に、サービス業としてこの部分でお金を取らないのは良いことなのか、そうでないのか微妙に悩むところでした。

そんな思考を脳の片隅に追いやりつつ、見積書を受け取り、この日は帰宅しました。

■決定は少し時間を置いたほうが良い

都内暮らしで交通費や時間もそんなにかからないとはいえ、休日をまるまる潰して見積もりだけで帰るというのは、どうなのかと思われるかもしれませんが、高い買い物である以上に自分自身が納得できなければなりません。

自分より遥かにパーツの知識が豊富な店員さんのアドバイスを疑うわけではありませんが、見積もりされたパーツの値段は本当にその通りなのか、メーカーに信頼性はあるのか、そういった裏付けを取り、確証を得る必要があります。

そうやって一つ一つ納得していき、パーツによってはもう少しお金を積んでランクを上げる、逆にランクを下げてお金を節約するなどの調整をしていきます。一通り納得ができたら、いよいよ購入、組み立てに入っていきます。

後編に続く。

■余談:秋葉原での飯

前述の通り、秋葉原は今や一大観光地であり、そういった観光客向けに、ここ数年で飲食店が一気に進出してきているようです。通りの店の並びを見ると、[ショップ、ショップ、飯屋、飯屋、ショップ]みたいな感じになってる気すらします。

今回のルート上ですと、中央線高架下近辺に飲食店が多くあったので、そこで昼食を済ませることにしました。

とにかく肉を食べたいなと思っていた僕は、目に付いた『ローストビーフ大野 秋葉原店』に入店。ローストビーフ丼のお店で、後で調べてみると食べログにも紹介されていたようですね。

古い雑居ビルの地下階段を頭をぶつけそうになりながら下り、入った店内は、ちょっとこじゃれたレストランのような内装で、テーブル席が2つにカウンター席がありました。

定番メニューのオーストラリア産のローストビーフ丼定食があり、それを注文。十分ほどしてから料理が運ばれてきました。

久々のローストビーフ丼に舌鼓を打ち、肉をそのまま、卵と混ぜ、チーズをくるみ、山葵をつけ、ブラックペッパーをまぶし、と一通りの食べ方を試して、底に敷かれたご飯を掻きこみ完食。

そこまで味にうるさいわけでもないですが、美味しかったと同時に、もう一つ上のメニューを頼んでいても良かったかなとも思いました。

次回、立ち寄る機会があれば注文してみたいですね。実に満足な内容でした。

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