‘読書録’ カテゴリーのアーカイブ
-
自分的課題図書『永遠の0』
2010年10月4日
こんにちは。
WEBスタッフ、Uです。毎年、この季節には自分的課題図書を決めて、2~3冊ほど本を読むことにしています。今日はそのうちの1冊、百田尚樹氏の『永遠の0』の感想をつづります。
(あらすじをはじめ、数多くの書評がネット上で公開されているので、ここではあまり作品の内容には触れません。ネタバレしちゃいますしね。)
私は戦争を知らない世代です。
“戦争”は教科書やテレビの中で語られる“遠い過去・遠い世界のお話”であって、なかなかリアルに感じることができず、普通に暮らしていると忘れてしまうこともあります。
そんな中で『永遠の0』は、あらためて命や平和について考えるきっかけをくれた作品でした。今、私たちは自由に仕事を選ぶことができる。毎日ゴハンが食べられる。帰る家があり、安心して眠ることができる。
そんな当たり前のことが、60年前はそうではなかった。生きることに意味や価値を見出すには、私はまだ未熟者です。
それでも、今生きていること、家族や友達と自由に会って話ができること、毎日仕事があること、美味しいもの食べられること、そのひとつひとつを大切にしようと、そう思いました。少し話は逸れますが、私は小説の中の姉弟と同じように、祖父に会ったことがありません。私が生まれる前に他界していました。
今度、実家の父や母、田舎のおばあちゃんに会ったら、祖父のことを聞いてみようと思っています。
お彼岸の季節は過ぎてしまいましたが、ご先祖様に感謝です。ありがとうございます。秋の夜長はちょっとおセンチな気分になりますね・・・
では、また。 -
『おすすめの一冊』
2010年8月22日
五反田受付スタッフのOです。
寝苦しい日々が皆様いかがお過ごしですか?私はもっぱらクーラーがんがんで読書にいそしんでおります。今読んでるのがNHKでも放送していた『ハゲタカ』
主人公は元ジャズ・ピアニスト。アメリカで活動していましたが,「ある事件」を機にピアノを捨て,投資ファンドの仕事に。
破たんした企業の買収や企業再生で辣腕をふるいますが,彼の真の目的は・・・
経済小説というと難しそうですが,この本は読みやすいと思います。
もちろんフィクションですが,実在の企業や実際の事件を彷彿させる内容で,難しい経済の仕組みもわかったような気にさせてくれます。
続編もあります。
そちらもおすすめ。
-
10月
2009年10月13日
今年もあと2ヶ月半。
同じ一年のはずなのに、年々時間が経つのが早くなっているような気がします。。
以前、読んだ本で、
時間を2倍3倍に有効利用できるようになるという内容の本がありました。その中で、記憶に残っているのは、
複数の作業を同時進行で行うほうが効率がよいということでした。
人間は1つの作業を行う時に、同時に他の事も考えているらしいです。全然関係ない事をしているときでも、無意識に頭が働いているので、
あらかじめ、複数の作業を想定しておくと、無意識に段取りを組んで一つづつ作業するより、早く終わるそうです。確かに、寝てるときや、風呂に入っているときに、アイデアがひらめいたりする事があったり、
少し時間を置いてあたためていたほうが、作業に取り掛かったときに早く終わったりするのは、
こうゆう原理が働いていたのかと感心しました。この技を習得すれば、どんどん時間を有効利用できるかも。
頑張りたいと思います。 -
『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』
2009年7月2日
先日川上未映子さんの
『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』
を読ませていただきました。詳しい感想はまた後日書くが、
この人の世界観は椎名林檎ととてもよく似ている気がする。なぜだろう。
その繊細な洞察力によって彫り刻まれた「女心」へのシンパシーと
大阪弁のアクの強い文体が訴えかけてくるエネルギーの巨大さに、
嫌がおうにも自分の魂が引き込まれていってしまう感じ。
それが、椎名林檎と川上未映子の共通点なのでしょう。カテゴリー: 読書録 | コメントは受け付けていません。
-
『人生ノート』
2009年6月16日
おすすめの傑作。
太宰治は昔から好きであるが、これは先日初めて読んだ。
「芥川龍之介とか夏目漱石がブログ書いたら面白いだろうなあ」
そう漠然と考えているときに出会った本。
太宰のブログだ!
と実感できる1冊である。日記のようなものをザックリ書き流した感じで、
1行のものから数ページのものまで幅広く掲載されている。
太宰治の特技である、毎回自己卑下オチが、ファンにはたまらない。
いいえ、まだファンでなくとも、一度読めば必ずやはまってしまうでしょう。――ゆうべ、一圓五十銭のことで、三時間も家人と言ひ争ひいたしました。
残念でなりません――引用:人生ノート/太宰治
「残念でなりません」
たっ、たまらない。
この”残念”は、もちろん、自分にかかってるのである。
こういう自虐的感想は、実は太宰治が読者を笑わせようと意図して
書いていたらしいので、笑うと相手の思うつぼなのであるが、
僕はどうしても、何度読んでもこの一行に頬が緩んでしまう。鋭い観察力、繊細な感性も健在。
ぜひ、読んでみてください。カテゴリー: 読書録 | コメントは受け付けていません。






