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真夏に聴くべきけだるいロック名盤!~自身を見つめ直す内省的楽曲~

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皆さんこんにちは!店舗管理部の花岡です!

●暑さに身を投じ自身を見つめ直すためのBGM

ついに、うだるような暑さ、真夏がやってきましたね!

あつーい!
あつーい!!
あっつーーい!!!

さて、ここ数年でこの暑さが増してきたような気もしますが、私はこの時期のゲリラ豪雨が上がった後の少しだけけだるさを残した夕方の涼しさが大好きなんです。

まるで、今日という一日が終わりに向かっていくことを、少しだけ振り返ってるようなそんな雰囲気を醸しているような気がします。

昔聴いた、桑田佳祐の「祭りのあと」に少し似た雰囲気ですね。

↑この雰囲気覚えてる方いらっしゃいますかね(笑)

そんな趣向とは少し違いますが、今月は、この真夏のあっつーい中、ダラダラ汗流しながら、部屋の中を転げまわりながらも、没頭してしまう、真夏のけだるいロック名盤!をご紹介します!!

●『JukeBox』CatPower

ショーンマーシャルというアメリカのシンガーソングライター(女性)が、キャットパワーを名乗り活動しているのですが、そんな彼女の2008年の作品がこの「JukeBox」です。

彼女の何がいいって、とんでもなくねっとりしてるとこですね(笑)

曲調、アレンジ、歌声、全てがゆったり流れているようで、気づけばねっとり体に纏わりついているような、そんな印象を受ける作風で世界観を作り出しています。

ビリーホリデイ、ジャニスジョップリン、ジョニミッチェルなどのロッククラシックを彼女がカバーしているこのアルバム。(カバーアルバムをジュークボックスと名付ける辺りも、めっちゃセンスがいい!!!)

昔ふらっと入ったレコ屋で試聴して一発で聴き惚れました。最初カバーアルバムと気づかないほど、オリジナリティに溢れていて、もはや原型はほぼとどめていません(笑)

壊して壊して壊して、再構築したキャットパワーのねっとりした世界。真夏の最高のひと時を与えてくれます。

その時期にピストン西澤氏と秀島史香さんがやっていたGrooveLineというJ-Waveの番組でも、真夏にものっすごく辛いカレーを食べながらのたうつようなこの絡み(辛味)が最高と言ってたのをそういえば思い出しました。

その昔、私がカレー屋さんでバイトをしていた頃の思い出です(笑)

※↑ちなみにめっちゃ美人さんです(笑)

●『Shadows Collide With People』JohnFrusciante

夏になると必ず聴きたくなるアルバム第2弾!言わずと知れたレッドホットチリペッパーズの元ギタリスト、ジョンフルシアンテ!そんな彼のソロ作です。

レッチリファンを公言する人は、果たしてレッチリのファンなのか、もしくはジョンフルシアンテのファンなのか、そう論争が起こるほどレッチリに影響を多大に与えていた彼。

レッチリに脱退と再加入を何度か繰り返し、麻薬中毒にも侵されていた彼が、再びレッチリのギタリストとして再起。かなりノッてきていた頃のソロ作品です。

私はレッチリファンと言うよりもジョンフルシアンテのファンです。もう白状します。。。

カリフォルニアケイション、バイザウェイの頃(まさに世代)のミクスチャーと言うよりも歌モノが目立っていた時期のレッチリが、大好きであります!!はい!!

この頃のレッチリの作品にはジョンフルシアンテの陰鬱な気性が、はっきり表れていて、バンド内も少しハラハラしていた頃だったのではないかと勝手に思っています。

このソロ作、『Shadows Collide With People』は、そんなジョンフルシアンテの気性やアート性がとても出ていて、まるで仄暗い海(ジョンフルシアンテ)にだんだんと呑まれていくような、暗い海の中に自分がだんだんと沈み込んでいくような、そんな印象を受けるアルバムです。

一曲目の「Carvel」なんてまさに最高。一曲目から↑のようなうねりを感じさせながら、それでいて曲調が美しい。

もう真夏の汗ダラダラ満員電車の中で聴いてたら、自分がどこにいるのか分からなくなってしまいます(笑)

おそらくこのアルバムは、これから生涯お付き合いさせていただくモノになると既に確信しております!!!

●『KID A』Radiohead

はい、ついに彼らについて書きます!!レディオヘッドであります!!!トップの画像にも載せている、もはやテロリスト集団のような彼ら(笑)

レディオヘッドは去年のサマソニでも見ましたが、自分が生涯で初めて行ったライブは、レディオヘッドの幕張メッセでのギグでした。

ちょうど6枚目のアルバム、「Hail To The Thief」のツアーで日本に来ていた頃です。

ロックとの出逢いはまさに彼ら。「OK Computer」で全く知らない世界を見せ付けられ、彼らのレコードをずっと聴き続けていた時期もありました。

そんな、夏にうってつけのアルバム、『KID A』。はっきり言って、訳分かりません(笑)

前作「OK Computer」で世界を席巻した彼らが、全く違う路線を打ち出した、いや、さらに彼らの世界を深化させたこのアルバム。

もう、チャックベリーの頃に生まれたロックンロールとはかけ離れています。ひたすら内省的で、自分の中に深く深く潜っていくような、そんな印象を受けます。

これが天才トムヨーク(ボーカル)の脳ミソの中身なのか!?なんて思ったこともありましたが、今はトムヨークよりも周りの4人が本当にすごいんだと思っています。

確かにトムヨークは天才ですが、その世界観をさらにもう何段階も上に練り上げ、作品として昇華させて、表現も出来る。「バンド」という形態の本当にいい形だと思っています。

※私はギタリストのジョニーグリーンウッド先生を個人的に敬愛しております!!

この『KID A』はそのバンドが新たに挑戦した新世界が表現されていて、部屋の中にも陽炎が出てきそうなほどあっつい中、ひたすらに内省的になれる、そんな最高のアルバムであります(笑)

ち・な・み・に!!

「The National Anthem」という曲が入っているのですが、この曲の始まりのベース。一瞬怖くなるような、おどろおどろしさまで感じさせてくるフレーズ。ゾクリとする寒気を感じさせつつ、そこから後半めちゃくちゃになっていくホーン系、それでいて一律の決まりごとがある。

この混沌としながらも収束していく構成はもはや真夏にうってつけのホラーです(笑)

●『OK Computer』Radiohead (ついでに・・・)

レディオヘッド、思えばつい先日「OK Computer」がリリース20周年記念ということでリマスター盤が再発されました!(もう20周年!?)

それもあり、最近よくレディオヘッドを聴くのですが、このアルバム、二枚目にB面集が追加されています。この中の「Lift」という曲、名曲過ぎて涙々の毎日であります(笑)

一聴の価値はありますので、是非皆様も聴いてみてください!!

夏はあっついからこそスカッといきたいところではありますが、逆にあっついからこそその暑さの中に身を投じて、自分と向き合う時間があってもいいのでは!!??と一人で勝手に思っております(笑)

仕事でも、忙しさに紛らわされず、きちんと向き合い内面を見つめる、そういった時間も取らなければと思う、真夏の炎天、今日この頃であります!!

それでは、今回はこの辺で!暑くなりますので、皆さん熱中症には気をつけてお過ごしください!!!

では、また~~~~~~~!!!

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