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【非喫煙者から見た分煙の波】意外と深刻な問題なのかもしれません…

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先日、我が社のオフィスが入るビルから、喫煙スペースが撤去される運びとなりました。
非喫煙者の自分からすれば完全に他人事ではあるのですが、喫煙者の方々からすれば「これからどうすればいいのか」と、わりと深刻な問題ではないのかと思います。
いい機会なので、非喫煙者の視点から見る昨今の「分煙」について書いていこうかと思います。ただ、結局自分は「非喫煙者」でしかないので、他人事のスタンスで書いていきますので悪しからず。

■受動喫煙について

もともと子供のころ軽度の気管支炎を患っていたり、煙の匂いがそんな好きではなかったこともあって、喫煙は一切しない人間ではあるのですが、他人が近くで喫煙していることに関して、特に嫌悪感を抱いたことはありません。

というのも、自分の両親や親戚が普通に子供の前で吸っていたから(それが原因で気管支を患ったのかもしれませんが)。

ある程度身体が強くなった大学時代には、ゲームセンターに入り浸って、対戦台の向こうから漂ってくる煙を普通に受けていたため、受動喫煙については「ま、いっか」程度にしか思っていませんでした。

昨今では受動喫煙による健康被害が声高に叫ばれ、科学的根拠も相まって、受動喫煙許すまじという流れが多数派を占めていますが、もはや健康面において覆すことはできないかと思っています。

というより、喫煙者の方も体に悪いのは承知の上で吸っていますでしょうし、否定する論拠はないと思います。

■徹底される分煙、撤去されていく喫煙所

近場のドトールの喫煙スペースが、完全分煙の名において隔離されたのを最近目にしました。

すごいですね、禁煙席||禁煙席||喫煙所で、扉で遮断した二重構造になってるんですよ。食品加工所のクリーンルームみたいです。そこまでしますか、というのが正直な感想です。

自宅の近所のコンビニも、屋外喫煙スペースはほぼ壊滅ですね。もともと住宅地内ということもあり、近隣住民からの苦情もあったのでしょうか。

冒頭の喫煙スペース撤去についても、自分のあずかり知らぬところでそうしたやりとりが行われていたのかもしれません。

■喫煙休憩をなくせば業務効率は上がるのか?

正直ないなと思います。よほどの集中力や切羽詰まった状況でもなければ、ぶっ通しの作業は難しいですから、小休止でリフレッシュは必要です。

自分がコーヒーやお茶を淹れたり、外の空気を吸いに行くように、喫煙者の方はその時間に一服したり、そこで誰かと仕事の話や雑談をしているのでしょう。

結構重要なアイデアが浮かんだり、情報共有なんかもしているでしょうし、そういった空間はあってもいいと思います。

しかし、まあ他人事ながら、喫煙スペースがなくなったら利用してた方々はどうするんでしょうか?ホントに。

自分のチームの半数以上の人が喫煙者ですし。職場のモチベーションが下がったりしたら困るんですよね・・・

■これから先どうなるか?

オリンピックが終われば、その後どうなるかはわかりませんが、喫煙者の肩身は相変わらず狭いままになるかなと思います。

現段階で分煙のために、あれこれ工事やら設置でお金がかかってるのを、今さら元通りにするのは難しいでしょう。

ただそれ以上に、結局のところ「喫煙禁止」の文字を無視して、ところ構わず喫煙する”一部のマナーを守れない人間”が存在するかぎり、喫煙者の肩身は狭いままだと思います。

目につくマナーを守れない人間が槍玉に挙げられ、周囲の目や環境は厳しいと思います。洗ったワイシャツに、スープの染みが目立ってしまうのと同じです。

じゃあ、一部のマナーを守れない人間だけを注意すればいいのかといえば、それも多分無理でしょう。

注意を受けてマナーを守れるぐらいなら、最初から「喫煙禁止」の場所で吸ったりなんかしません。

これは誰それが良い悪いではなく、人間ってそういうものだからだと思います。でなきゃ交通事故だって起きませんからね。

しかしまあ、ここまで分煙だ撤去だやっていると、あまりに吸える場所が限定されすぎて、面倒くさくなった人が、こっそり禁煙エリアで吸うって割合が増えちゃうんじゃないでしょうかね。ただでさえ喫煙スペースにすし詰め状態で吸っている光景を目にしますし。

そもそも喫煙者は他人の吸う煙が一番嫌いだと聞きます。そんな場所でわざわざ吸うぐらいなら、マナー違反、ルール違反は承知の上で、開放的な空間で気持ちよく吸いたいってなるんじゃないでしょうか。

いずれにしても、端から見ていて現状は悪循環を繰り返しそうな気がしてなりません。

■「タバコやめたら?」

なんてことは言いません。人間誰しも何かしら依存しているものがあると思っていますから。それが肉体的依存だろうが、精神的依存であろうが、どちらも同じだと思っています。

自分は、たまたまタバコも酒も縁がなかっただけです。代わりに思いっきりゲームに依存していますから。「やめたら?」なんて言われたら「断る!」と断言しますね。

ちなみに去年あたりにWHOが「国際疾病分類(ICD)」に「ゲーム依存症」を追加したそうです。症例は自粛できなかったり、24時間ぶっ通しでやってぶっ倒れるみたいな極端な例ばかりですが、なんというか喫煙を取り巻く環境を見ていると、あながち他人事とは思えないと感じます。

規制というのはなんであれ、いきなりではなく段階的に執り行われていくものですからね。

依存も結構ですが、何事もほどほどが一番ですね。

女性スタッフ
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