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【ゲームは1日60分!?】香川県のネット・ゲーム規制条例は是か非か?

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世の中は依然として武k・・・コロナウィルスに怯えざわめき、いまだ予断を許さない状況にあります。そんな折ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

■終息の兆しが見えないコロナウイルス

僕は職場で鼻をかむ箱ティッシュがなくて困っています。おかげで、お手洗いに席を立つ回数が増えました。良いのか悪いのか、結果的に手を洗う頻度も上がりました。手洗いうがいは欠かさずに、少しでも防疫できるよう努めております。

病の恐怖に怯えるのは仕方のないことですが、慌てず騒がず国の指示に従う以外、僕たちにできることは大してないのが現状です。

そして反対に、パニックこそが真の病巣だと僕は思います。そう考えると、ゾンビ映画などで状況が悪化していくさまは、わりといい教訓映像になるんじゃないかなと思います。

ショッピングモールに立てこもったのに、自分のペットを助けるためにバリケードを開放するオバサンとかね!

なんにせよ、情報収集は欠かさずに、かつデマや扇動には踊らされないように気をつけていきたいですね。

■香川県の「ノーメディア事業」

前回最後に「ゲーム依存症」に触れましたが、香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例案」が、4月1日ついに施行したというニュースが飛び込んできました。

趣旨としては、子供をゲームやネットの依存症から守るという名目で「ゲームは1日一時間」「学習目的以外でのネットを禁じる」を、子供に順守させろと保護者に求めるもの。

なるほど子を持つ親にしてみれば、「あってもいいじゃん!」となる内容かと思います。ネット・ゲームを制限すれば、勉強する時間も増えるでしょうしね。

・・・でも、本当にそうなのでしょうか?まるで夏目漱石の小説を読むと馬鹿になると言っていた時代を彷彿とさせます。

令和以前の平成の折り返しから、日本人どころか世界中がインターネットによる恩恵に大いにあやかる時代へ突入しました。

ゲームもまた、娯楽メディアの市場規模としては、もはやなくてはならない存在であるといえます。

確かに子供への悪影響は少なからず存在しているでしょう。しかし、それらとどう折り合いを付けるかを教育する方向に舵を取れないものなんでしょうか。

今回の香川の条例にしても、少し調べるとだいぶ極端な印象はぬぐえません。「香川 ノーメディア」でググるとその概要がわかると思います。何しろ県の公式ページで「ノーメディア」を掲げているわけですから。

その内容も線引きは曖昧で、かつ前時代的な印象が抜けず、家庭ごとでなんとかしろと言いつつ、家庭の事情は無視しているようにも受け取れます。

あんまり書きたくはないのですが、結局、家庭ごとの教育レベル次第で、良いほうにも悪いほうにも転ぶものではないのかと。

まあゲームはさておいても、ネットに触れること自体は、むしろ若い頃からやっておくべきだと僕は考えています。

早い段階でその特異性や危険性、匿名の仮面をかぶった人間たちがどのようなことを考えているのかに触れ、現実の情報と照らし合わせて知見を得ることで、その場その場での立ち回りを覚える。人は個人個人の経験でしか学ぶことができないのですから。

何よりも、やはりネットから得られる情報は膨大であり、冒頭でも触れたコロナの情報を収集するにも欠かせない存在であると思います。

逆に、歳を取ってから本格的にネットに触れ始めるという状況は、むしろアクシデントに見舞われやすくなってしまうのではないか。早く使えるようになるというのは、そうした危機回避能力を身につけることにもつながります。

少々ネット信奉がすぎる書き方になってしまいましたが、情報というものと、どう折り合いを付けるべきかを、常に考えるという観点からいえば、覚えるのは早いに越したことはありません。

まあ、この条例に対して直截的な感想を述べさせてもらうと、時代から逆行しているようにしか見えないんですよね。

■ゲーム依存症とは?

しかしながら、こうなるに至った背景に、依存症と呼ぶべきものが確かに存在するのは紛れもない事実です。

かくいう僕も、少年時代は勉強そっちのけでゲームに夢中になっていたタイプでしたからね。

バイトで稼いだお金でPCを購入し、ダイアルアップ環境下のインターネットを駆け回って、電話料金の請求額で父に怒られもしました。

大人になってもその部分は大して変わっていないどころか、それ以外の娯楽は、あまり考えられない程度には依存していると感じます。

ただ、WHOが掲げる依存症の定義が、

  1. ゲームをすることに対する制御の障害(例:開始、頻度、強度、持続時間、終了、状況)。
  2. ゲームに没頭することへの優先順位が高まり、他の生活上の利益や日常の活動よりもゲームをすることが優先される。
  3. 否定的な(マイナスの)結果が生じているにもかかわらず、ゲームの使用が持続、またはエスカレートする。

(ICD-11の記述より一部抜粋)

――などといった状態が12か月以上続き、社会生活に重大な支障が出ている場合にゲーム障害と診断される”可能性”がある、というもので、普通に生活している分には、まずそこまでいくのは稀です。

現に僕はどれにも該当しません。正直なところ、該当するほうが難しいと思います。

ともあれ、香川県が実証となり、国中に広がらないことを願います。今回の件も水面下で動いており、すでに動き出しているほかの県もあるそうですし。

タバコのときのようなものを、ひしひしと感じてしまうのは、果たして考えすぎでしょうか?

女性スタッフ
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