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【親孝行はいつまで出来るのか?】今は亡きおかあちゃんへ伝えたいこと

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グレイス求人をご覧の皆様、こんにちは。愛媛のスラム街で育った、親不孝モノこと「えひめん」です。今日は親不孝モノが親孝行出来るのか?について話したいと思います。

えひめんにとって親とは

単刀直入に申しますと、えひめんには親がいません。おとうちゃんは物心ついた時にはいなくて、おかあちゃんは私が若い時に天国にいきました。

まだスラム街で1人で生きていけなかった私を、おばあちゃんが引きとって育ててくれました。だから私はお父さん、お母さんとの思い出が人よりあまりありません。

母は人生のほとんどを病院で過ごしていたので、私が母と会う時は月に一回面会に行った時ぐらいです。私は当時、母親に対しての思い出が薄かったので、親に対する感謝を感じることもありませんでした。

むしろ、「育てれんのに何で僕を産んだん?」と、変な疑問すら小学生ながら感じてました。

「元気?」と聞いても、基本的に「つらい、しんどい」しか言いません。

ちょっと人より甘えたり、タダをこねたりするような病気だったので、「出来ない、やらない、やりたくない」が口癖だった母親は、小学生の私から見ても、大きなだだっ子のように見えてました。

おかあちゃんとの最後の会話

時は経ち、私が東京で舞台のお仕事をやっていたことです。地元の四国での舞台公演が決まりました。なんとなく母親が気になり電話しました。

えひめん「元気?」
母親「元気よ!」
えひめん「四国で舞台決まったよ」
母親「おめでとう。観に行こうわい」

私は母親が来るわけないのは分かってましたが、何か普段と違うことに違和感を覚えました。ネガティブ発言しかしない母親が、「元気です」「舞台観に行きます」なんて行動的な発言はしたことがないし、想像もつきませんでした。

その電話から3日後、母親は天国に旅立ちました。葬儀で育ての親でもあるおばあちゃんに言いました。

「私は親孝行一回も出来なかった」

すると、おばあちゃんはこう言ってくれました。

「えひめん、お母さんの願いは、あなたが社会で立派に生きることだよ。
誰かを愛し、誰かに愛され、いつまでも元気にいること。
お母さんが子供のため使った時間やお金を返せと言うようなことはありません。
子供が元気でいてくれる、それが一番の親孝行なんだよ。
お母さん、あんたが生まれた時、本当に嬉しいそうだったよ」

そして、私は大人になり、結婚し、大事な妻も出来ました。

そんな私も父親になります

先日、妻からご報告が、お腹に赤ちゃんが出来たとのことです。

私は父になる実感よりも先に嬉しさが込み上げて、素直に喜びました。今は子供のが生まれてくることへの期待でいっぱいです。振り返ると、私の親もこんな気持ちだったんだろうな。少しは親孝行出来ただろうか。

子供が生まれたら、まず愛媛の母親のお墓にご報告に行こう。

女性スタッフ
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