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恋のウインドミルが愛媛のダンスシーンを変えた話【たまにはダンサーらしく】

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グレイス求人をご覧の皆様こんにちは。好きなアーティストは風見しんご。自称愛媛の☆しんご☆こと「えひめん」です。本日はダンサーらしく、私がダンスを始めた時のお話をします。

絶対にウインドミルをマスターしたい

時は私がまだ愛媛の路上でポンジュースを売っていた頃までさかのぼります。

まず、元々なぜダンスに興味を持ったかと言うと、ナインティーナインの岡村さんがTVでウインドミル(背中で回る)という技を披露し、えひめんも回りたいと思ったのがきっかけでした。

えひめんは愛媛に当時1件しかなかったダンススタジオに行き、ブレイクダンスを教えてくださいと問い合わせました。

しかし残念なことにブレイクダンスのクラスがなく、聞くところによるとブレイクダンサー自体、愛媛にいないということが判明しました。

絶望にかられた私は、ウインドミルを取得するため調査を続け、風見しんごの『涙のtake a chance』に出会いました。

あの風見しんごさんが『涙のtake a chance』という曲でウインドミルを回っているのです。

私はビデオのテープが擦り切れるぐらい、見続けました。しかし何度チャレンジしても一向にウインドミルは出来ません。

そんな中、街を歩いていると、一人で踊る女性が目に入りました。その女性は寂しそうに一人でダンスの練習をしていました。

しばらく見ていると、なんと・・・その女性がウインドミルを回ったのです!!!!!

目が飛び出る勢いで話しかけました。

えひめん「すみません、ウインドミル教えて下さい!!!」
女性「いいですけど、難しいですよ」

女性は丁寧に教えてくれました。まずは筋肉をつけないと回れません。そうです。ブレイクダンスの回る技はパーワームーブと言って筋肉がないと回れないのです。女性を見るとめちゃくちゃ筋肉がありました。

腕が腫れるまで逆立ちをしなさいとか、三点倒立でテレビを見なさいとか、言うことめちゃくちゃでした。しかし、その女性の言う通りに実行し、毎日筋肉痛でも筋肉を壊し続けました。

遂にその時がきた!

半年が経ったある日、筋肉を付け続けた私は、とうとうウインドミルを回れるようになりました。遠心力、テクニックではなく「筋肉」が足りなかったのです。

私は、ウインドミルを教えてくれた女性に惹かれていき、いつしか恋心が芽生えていました。女性に好きな人はいるのか聞いたところ、当時のブレイクダンスで日本代表のチームのリーダーの名前があがりました。

しかも女性はその日本代表のチームからスカウトがきていて、定期的に参加し、LAでのバトルで外国人達と戦っていました。

私はこれは何をやっても敵わないと思い、諦めていました。

ある日、女性に将来の夢を聞きました。女性は「愛媛をブレイクダンスで盛り上げたい・・・」、そう言ってました。当時は愛媛にブレイクダンサーなんていませんでした。私はその時決心しました。

【日本一のダンサーには勝てないけど、愛媛をブレイクダンスで盛り上げることは出来るかもしれない...】

私はその時からその女性と、親友と3人で愛媛の街のイベントや、ショッピングモール、学校の文化祭などに出演し、ウインドミルをかましまくりました。

ブレイクダンスを次世代に繋ぐ

そんな時、街で練習をしていると、若い子たちが「ブレイクダンスを教えて下さい」と言ってくるようになりました。

中には「えひめんさんのウインドミルをビデオで録画し、テープが擦り切れるぐらい見ました」と言ってくる子まで現れました。

私はそんな若い子たちにウインドミルのやり方を教えました。もちろん教え方はこうです。

「筋肉をつけなさい!!!」

そんなこんなで愛媛を離れ早10年、今の愛媛のダンスシーンについて言うと、その若い子たちが頑張って愛媛でイベントを主催し、ダンススタジオを立ち上げ、テレビ愛媛でダンス番組まで持つようになりました。

今の愛媛のブレイクシーンはダンサー人口が最も増えて、どこを歩いてもブレイクダンサーがいます。

もちろん、今現役で頑張っているダンサーは私や彼女の存在を知りません。しかし、愛媛のダンスシーンを引っ張っている人たちは言います。

「えひめんさんを見てダンスを始めました。僕たちは一生勝てません」

もちろんスキルはその子達のほうが何十倍も上手いし、今じゃ日本トップレベルのダンサーです。

私は、そんな愛媛のダンスシーンを見ているととても嬉しくなります。ポンジュースの作り方しか知らなかった私が、愛媛でブレイクダンスシーンを創ったとまで言われるようになったからです。

そして、えひめんの恋は・・・?

【愛媛をダンスで盛り上げる】夢が叶った気がしました。

私は恩師である女性に振り向いてもらいたくて頑張ってきただけですが、その女性の夢が、ある時、私の夢へと変わり、懸命に走ってきました。私はウインドミルを教えてくれた恩師である女性に感謝しています。

その女性とは、、、現在の私の妻であります。

私は妻がいなければ、ここまでダンスをやることはなかったと思います。ウインドミルも一生回れなかったと思います。

何より、人に感謝されることはなかったし、愛媛のダンスシーンも変わっていなかったかもしれません。

私が人生で一番頑張ったことは、ウインドミルと嫁を振り向かせることです。

恋は人に凄まじいパワーをくれます。恋愛をしているなら、相手のために必死になるのも楽しいかもしれません。

あなたの恋が上手くいきますよう、相手の夢に目を向けてみてはいかがでしょうか?

女性スタッフ
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