お世話になっております、シュウです!
お仕事の近況のほうは、先月から遅番へ転向し、最近ようやく環境に順応してきたところでございます!
さて、今回はわたくしが最も好きな小説、田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』の魅力をお伝え&オススメしようと思います!
『銀河英雄伝説』のあらすじ
遠い未来の話、人類の住居は銀河系に広がり、「銀河帝国」が専制国家として人類全体を支配していた。
帝政による圧制から脱しようとする奴隷民が逃亡に成功し、遥か銀河の先で民主共和政の「自由惑星同盟」を建国。
両国が互いの正義を主張して衝突し、200年以上も戦争状態が続いていた。
また、両国の中間位置に存在する銀河帝国の自治州「フェザーン」が、商業国家として貿易を行い、軍事力ではなく経済力で三国鼎立を維持していた。
そんな中、「銀河帝国」に一人の天才が生まれた。名前は「ラインハルト・フォン・ローエングラム」。
貴族とは名ばかりの貧しい家庭に生まれたが、絶世の美貌を持つ姉「アンネローゼ」が皇帝の後宮に納められたことをきっかけに、出世して姉を奪還するべく、親友の「ジークフリード・キルヒアイス」とともに帝国軍士官へ志願し、若くして帝国軍上級大将に上り詰めていた。
一方、「自由惑星同盟」も一人の天才を得た。名前は「ヤン・ウェンリー」。
歴史学者を志して、無料で歴史を学べるという理由から、士官学校戦史研究科へ入学したものの、学科自体が閉科となってしまった。傑出した戦術能力を買われ、戦略研究科へ転科。
同盟軍士官として配属され、惑星エル・ファシルへの帝国の侵略から民間人300万人を救出したことから、「エル・ファシルの英雄」として称賛され、当人の志に反して昇進に昇進を重ねていた。
両者の登場が銀河の歴史に波紋を起こす、、、
といった内容となっております!
銀河を巡る政治的駆け引きも魅力のひとつ
両者両国それぞれにドラマがあり、非常に展開の面白い作品となっております!
また、もちろんですが帝国軍と同盟軍の宇宙空間を舞台にした艦隊戦!戦術や読み合いが多く出てきて熱い展開です!
ですが、この作品の一番のテーマは政治になります!
専制国家と民主国家の政治形態の長所と短所を絶妙にドラマチックに描いていて、僕自身も政治というものに関心を持つようになりました!
特にラインハルトの「民主共和政とは、人民が自由意志によって自分たちの制度と精神をおとしめる政体のことか」というセリフは、民主国家に生まれた自分に刺さる言葉でした、、、
一人ひとりのキャラクターが、本当に存在しているかのような生き生きとした描写で、設定自体は未来ですが、まるで歴史書を読んでいるような綺麗な流れです。戦争ものや歴史ものに興味がない人でも読みやすい作品だと思います!
また、最近はアニメやコミックも連載されていて、間口は広いと思いますので、ぜひ読んでみてください!