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【寒い冬に背筋が凍える怖い話Part6】どうしても観れなかった『呪いのビデオ』!!

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いや~、めちゃくちゃ寒くなってきましたね(震え声)。僕の地元は東北ですが、東北とはまた違った寒さが東京にはあります。これは同じ地元で、職場の先輩でもあるカビゴンさん(仮名)も言っていました。
さてさて、今回も懲りずにまた怖い話をしていきます。僕の中では背筋がゾゾゾと凍り、今でも鮮明に覚えている話のひとつです・・・

K君の家に遊びに行くのが日課に

僕の通っていた中学校は2つの小学校から人が集まってきます。僕の小学校は2クラスしかなく、もうひとつの小学校は6クラスあるマンモス小学校でした。中学校に入学した時には、クラスの1/4ほどしか知っている人がいないので苦労しました(汗)

そんな中、お調子者で明るいK君と仲良くなりました。K君の家は中学校のすぐ隣に位置しており、新築でした。親御さんも優しい人で、仲良くなってからは毎日、部活の前の空き時間や、部活終了後にお邪魔していました。

当時は『モンハン2nd』やDSの『ポケモンBW』等が流行っておりました。今とは違ってオンラインもあまり普及していなかったので、K君の家は友人たちのたまり場と化していました。あの頃はあの頃で良かったと、今は思います(笑)

ある時、K君の家で『ほん怖(本当にあった怖い話)』という番組を観てからは、毎日2人でホラービデオを借りて観るのが日課となりました。

某芸人が実際に神社に行って呪われる話、ポピュラーなホラー映画の『呪怨』、外国映画のサイレントホラー系の映画。いろんな映画を2人で部屋を暗くして観たのを覚えています。

いつものようにDVDを観ようとすると異変が!

そんなある日、近所のレンタルビデオショップで、『呪いのビデオ』、『本当にあった怖い話シリーズ』を借りていつものようにK君宅へ。

部屋でどっちを先に観るか2人で迷い、とりあえずディスクをケースから出してみました。しかしなぜかディスクをデッキにセットできません。戸惑っていると・・・

「ご飯できたからおいで!友達も食べていきな!」

1階からK君のお母さんの声が聞こえました。僕らはひとまずご飯を食べようということになり、一旦ディスクをケースにしまって下の階へ。

「いつもすいません」

僕はお礼を言って夕食をいただきます。食事中はどっちを観るかという話題で持ち切り。結局、早いうちに怖そうなほうを観ようということで『呪いのビデオ』から観ることに決まりました。

夕食が済むと、僕らはすぐに部屋へ戻り、借りてきたディスクを取り出そうとします。

「あれ・・・??」

僕は驚きました。ディスクのケースが開かないのです。

「さっき開いてたよね??」
「うん、どっちもテーブルに出してたし・・・」

どうしても開かない『呪いのビデオ』。しかしもう一方の『本当にあった怖い話シリーズ』は開くのです。静寂とともに普段活気のある部屋に嫌な雰囲気が立ち込めます。

とりあえずビデオショップに行こう。

もしもあの時、中身を観ていたら・・・

先ほど借りてきた2作品を持ち、僕らは自転車でビデオショップへ。自転車のスピードはどちらも速め、そして無言。早く事実を知りたい一心でした。

お店に着くと急いでレジへ行き、店員さんに聞きます。

「これ開かないんですよ」

店員さんがいぶかしげな顔をしてから「少々お待ちください」とだけ言い、店の奥へ姿を消していきました。数秒経って戻ってくると、

「申し訳ありませんでした。こちらのミスでロックを外しておりませんでした」

僕らは顔を見合わせ驚きました。さっきは開いてたのに・・・なんで・・・

「この前もあったんですよね」店員さんが話し始めます。
「何がですか?」僕らは聞き返します。

「同じように開かないって尋ねてきたケースです。しかも偶然!前もこの作品だったんです!ただ前の人は開くのを確認して、そのまま観ないで返却していきましたけど」

同じだ。きっとその人も同じだったんだ。なぜかわかりませんが確信があり、僕らは怖くなって前の人と同じように返却しようとしました。

「いいんですか?もったいないなぁ~」
「店員さんは観たことあるんですか?」
「ありますよ!」
「どうでした??」
「・・・」

突然、会話が途切れました。少し間があってから店員さんが、

「それは観て確かめてください」

と言って微笑みました。僕らはその笑顔で確信しました。だってその顔は、開かなかったケースの裏に載っている白装束をまとった女性の顔と重なって見えたから・・・


はい!今回は僕の実体験でもかなり印象深いお話しでした!

今でも、ロックしてあったケースがなぜ開いたのか、その理由はわかりません。あの時に夕食に行かず、『呪いのビデオ』を観ていたら?もしかしたら店員さんがあえてロックしたものを渡し、もう一方の作品を観せたかった?などなど、K君と話すといまだにこの話題がネタにあがります。

真相はわかりませんが、何かしら観たらやばかった印象はありますね。。。

とまぁブログを綴っている僕の正面にカビゴンさんもいますが、彼もブログの執筆を楽しそうにやっています(たぶん)。

そんな職場なので、ぜひ応募してみてください!

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